パソコンの基礎
パソコン=パーソナル・コンピュータ

 ・デスクトップパソコン(Desktop Personal Computer)

 ・ノートパソコン(Laptop Personal Computer ≒ Notebook Personal Computer)

   
1985年に発売された世界初のラップトップ T1100         最近のBlu-ray搭載のPC        

  ・タブレット(Tablet, Tablet PC )
 
 コンピュータにおけるタブレットとは、板状のオールインワン・コンピュータやコンピュータ周辺機器に与えられるカテゴリー名称である。

 Tablet PC:携帯情報端末や片手に収まる小型タッチパネルを備えたものであれば概ねこれに含まれるが、狭義にはマイクロソフト社のWindowsが搭載されたPC製品を指す。
パソコンとは

   ・
ハ-ドウェア-(hardware)  : 目で見えるもの(人間なら体)
   ・
ソフトウェアー (software)   : 目で見えないもの(人間なら知識、能力)
    とから成り立っている。

パソコンの構成
  入力装置  キーボード
     マウス
     タッチパネル
  出力装置  ディスプレイ
     プリンター
  入出力装置  SD,CD,DVD,Blu-rayDrive,USB-Device
  演算装置  CPU
  記憶装置  HDD(SSD)
     RAM
  通信装置  LAN,無線LAN,FTP,Bluetooth

 
パソコンの性能

 皆さんのパソコンの性能についてはを右クリックしシステムをクリックすれば表示されます。
 下記は量販店で表示されている表示の1例です。


 ・CPU (Central Processing Unit)=中央処理装置 :演算、データを一時記憶、メモリーや
                      周辺機器との入出力インターフェース、全体制御部分
                      などで構成

   処理スピードが速い=机の上に広げている本やノートを片付けたり、開いたりする速度や、
   文字を書いたり文字に変換したりするスピード。
   1GHzのCPUであれば、1秒間に10億回の基本動作を行う事ができる。

  最近のCPU コア&スレッド クロック周波数
  *インテル Core 2 Duo 2コア、2スレッド 1.0~2.6 GHz
  *インテル Core i3,Core i5 2コア、4スレッド 1.2~2.66 GHz
  *インテル Core i7 2~6コア 1.06~5.0 GHz
  *インテル Core i9(2017.5~) 10~28コア 2.6~3.3 GHz

 
 ・メモリ (memory)= 主記憶装置(メインメモリ)

   RAM(Randam Access Memory)
    一定時間経つとデータが消失してしまうダイナミックRAM(DRAM)
    電気を供給している限り内容を保持しているスタティックRAM(SRAM)

   (ROM=Read Only Member=書き込み出来ない)
   (Flash Memory=書き換え可能であり、電源を切ってもデータが消えない)

   机の上が大きければ大きいほど、色んな本やノートを広げられる。それと同じで、

   作業できるスペースが大きいほど、同時にできる作業が多くなります。

   数値が大きいと色んな書類を広げたままにできるので処理できるスピードが早く
   なりますが、小さいと書類を出したりしまったりするのでスピードが遅くなります。

   単位は(MB:メガバイト、GB:ギガバイト) Windows XPは512MB 最近は4GB~8GB。


   RAMの制限は理論上は32Bit機では 2の32乗で4GBまで、64Bit機では2の64乗で
   176億GBですから理論上は無制限に近くなりますが、そのPCにより上限が設定されて
   いるでしょう。


  
 ・ハードディスクドライブ
= HDD (Hard disk drive=記憶装置
   最近は全て半導体のSSD(Solid State Drive)も登場
 
    机で勉強する時に、机のスペースは限られているので、すぐ使わない本は、
   しまっておく「本棚」が必要。本棚に当たる部分がパソコンのハードディスク


    数値が大きいほど保存できる量が多くなる。

    1B(バイト)  =8ビット(=8桁の2進数)
    1kB(キロバイト)=1024 B  (バイト)
    1MB(メガバイト)=1024kB(キロバイト)
    1GB(ギガバイト)=1024MB(メガバイト)
    1TB(テラバイト)=1024GB(ギガバイト)

         注:1024は2の10乗

   フロッピーディスク1枚の容量は1.44MB=A4サイズ(210mm×297mm)の
    文書ファイル50ページ分。
   CD-R  =700MB   フロッピーディスク  500枚分くらい保存できる容量
   DVD-R=4.7GB  CD-R 7枚分の容量
   BD-R  = 25GB  CD-R36枚分の容量、2層式では50GB

  単位は(GB:ギガバイト)10年前はノートブックで 40~100GB 最近は500~1000GB
                            SSDでは128GB、256GBが主流で512GBもある

   パソコンの電源投入から起動終了までは、HDDのものでは1~数分程度かかりますが、
   SSDでは10秒前後で起動できます。

 注:バイト
    「デジタルの世界では、情報を0と1で表す」ということは、なんとな~くご存知でしょうか。
   この、「ゼロなのかイチなのか」という、情報の最小単位を、「ビット」といいます。たとえば、
   「00101101」というように、8桁の情報があれば、これは8ビットの情報だ、というわけです。

   さて、これを使って、パソコンがどのように「文字」を表現するかをお話しします。
   実は、パソコンはあらかじめすべての文字の番号表を持っています。
   例えば、ASCIIコードでは

  0 = 00110000 A = 01000001  a = 01100001 
  1 = 00110001 B = 01000010 b = 01100010
  2 = 00110010 C = 01000011 c = 01100011
  3 = 00110011 D = 01000100 d = 01100100
  4 = 00110100 E = 01000101 e = 01100101
  5 = 00110101 F = 01000110 f = 01100110
  6 = 00110110 G = 01000111 g = 01100111
  7 = 00110111 H = 01001000 h = 01101000
  8 = 00111000 I  = 01001001 i = 01101001
  9 = 00111001 J = 01001010 j = 01101010
     :     :

   などなど、という具合に。ここでポイントとなるのは、これらの文字がすべて8桁のゼロイチ、
   つまり8ビットで表されている
ということです。これによってパソコンは、8桁ごとに情報を
   区切って解釈していけば、英語などではどんな文章でも組み立てられるわけです。

   この「8桁区切りの法則」によって生まれた新たな単位が、「バイト」です。

   8ビットでは最大256種類しか文字の区分が出来ないので、日本語、中国語等では文字数が
   足りなくなります。
   従って、倍角文字、漢字等に対しては、2バイトを使って表現することになった訳です。

   ちなみに、色は3原色RGBにそれぞれ8ビットを割り当てて、24ビットで表示されています
         
28x28x28=256x256x256=16,777,216色

バイオス (BIOS=Basic Input/Output System)

   ・パソコンの基本的な操作を行っているソフトウェア。

    パソコンの電源を投入すると、最初にメーカーのロゴなどが表示された後、モノクロの
    画面で英語のような横文字が表示されるのがBIOSが出しているメッセージです。

    BIOSは普段は全くその存在を意識する事はないが、ハードウェアとOS、つまりウインドウズ
    の橋渡しという重要な役割をしている。

    パソコンの電源を投入するとハードディスク(HDD)上に記録されているファイルを読み込んで
    ウインドウズ(OS)が起動する。

    この一連の動作、つまり 電源が投入されたらHDDのこの場所に書かれている情報を
    メモリ上に読み込みなさいという指示をこのバイオス(BIOS)が行っている。


基本ソフトとアプリケーションソフト

アプリケーションソフト
OS

 基本ソフト(OS)=オペレーティングシステム (Operating System)
   オペレーティングシステムとは、コンピュータを制御し、アプリケーションソフトなどが
   コンピュータを利用可能にするための基本ソフトウェア。

   
Windows(NT,2000,XP,vista, 7, 8, 8.1, 10)、Mac OS、UNIX、Linux。
                        ( 32Bit、 64Bit )

 
・アプリケーションソフト (Application Software)
   アプリケーションソフトだけでは動きません。OSと共同で動作するソフトです。
   代表的なアプリケーションソフトには、

    ・Windows (WindowsMEまではMS-DOSがOSで、Windowsはアプリケーションソフトだった)
    ・ワープロソフト(Word、一太郎)
    ・表計算ソフト(Excel)
    ・画像編集ソフト(mspaint、JTrim、Photo Shop Element)
    ・データベースソフト(Access)
    ・プレゼンテーションソフト(PowerPoint)
    ・ゲーム(ソリティア、・・・・)
    ・電子メールソフト (Outlook、Thunderbird)

    ・IME=Input Method Editor (MS IME, ATOK)

    ・ブラウザ (Web Browser)=Webページを閲覧するためのアプリケーションソフト
     Microsoft社:Internet Explorer=IE(最新版はIE11)、Edge
     他にFirefox、Chrome、Opera、Safariなどあるが圧倒的にEdge、Chromeが占めている。

         (Mozilla)(Google)(OperaSoft)(Apple)


7 MS-DOSおよびMicrosoft Windows の日本での発売開始年
 
1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993
MS-DOS 1.25 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0
6.2
非NT系 Windows           1.03 2.0 2.1 2.11 3.0 3.0A 3.1
NT系 Windows                       NT3.1 NT3.5
PC履歴 PC8001
(NEC)
  パソピア
(東芝)
PC9801
(NEC)
    世界初のラップトップPC T1100
(東芝)
国内初のラップトップPC J3100B11
(東芝)
    世界初の
ノートPC Dynabook
J3100SS
(東芝)
      CPU Pentium
1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
MS-DOS 7.0 7.1 8.0                
非NT系 Windows 95 98 98SE ME                
NT系 Windows NT3.51 NT4.0 2000 XP   XP 64Bit Vista
PC履歴         CPU
Celeron
              CPU
Core2
  CPU
Core i* 
                 
  2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020  
NT系
Windows
7 8 8.1 10  
PC履歴                 CPU
orei9も
登場
       
NTとは:いろんな説があり、一例ではMSの一つ先を行く(MSの1文字後ろの)NTとか、説は多数ある
NT系と非NT系の違い:NT系はOSがNTであり、ファイル形もNTFSであるが、
  非NT系はOSはMS-DOSで
その上でWindowsというアプリケーションが動作しており、
  ファイル形式もFATを採用している