第11回ホームページ勉強会

第69日目2023年07月27日






 今回の勉強は、勉強会に参加の方から過去に質問がありました、5月25日の全画面スライドショー1と6月22日の全画面スライドショー2に、戻るなどのリンクボタンやBGMボタンを画像の上に乗せて付加する方法を、勉強してみましょう。

1:事前準備
2:作成結果
3:設定の詳細説明
4:ボタン風白抜き文字

1:事前準備
 『全画面スライドショー1(64日目:5/24)のFade In Out形』と『全画面スライドショー2(66日目:6/22)の画面が切り替わるスライドショーが未完成の方は、完成させておいて下さい。

 戻るボタンやBGM音源(mp3)も準備しておいて下さい。


2:作成結果
 下図の様な表示になり、
下記画像をクリックすると実施例が起動します。

 全画面スライドショー1
 

 全画面スライドショー2
 


3:詳細説明
 表示画像上に表示させる手法は、全画面スライドショー1のポーズアイコン再生アイコンの表示からヒントを得ました。

 全画面表示の状態で、表示した画像の上の指定した割合(%)の場所に表示させることができる様です。

 ①まず、<style>と</style>間の「-->」の直前に、戻るアイコンやコメントを表示する場所を『label1』という名前で記載します。htmlとcssを独立させている場合は『style.css』を変更します。
  記 載 文   内容:表示場所を指定
label1{
position:absolute;left:77%;bottom:3%;
}
 label1の表示場所:左から77%、下から3%
 (左からの割合は各自状況に応じて調整)

 ②</body>の直前に、下記の3行の『label1』の表示内容記載欄を追記します。
<label1>
AAA
</label1>

 ③ページ編集でAAAの1つ目のAと2つ目のAの間にボタンを入れ、そのボタンが選択された状態になったら、戻り先のリンクを貼り、ボタンの前のAを消します。

 ④残ったAAをBGMの挿入設定と置き換えます。

 ⑤ここまでの操作で<label1></label1>内は、下記の様になります。
  記 載 文   内  容
<label1>
<a href="main.html" target="_top"><img src="Data/back.gif" width="60" height="20" border="0" /></a>
<audio id="audio" loop><source src="hanyu.mp3"></audio><font face="$JS明朝" size="+2" color="#0000ff">♪</font><font face="$JS明朝" color="#0000ff">埴生の宿 <input type="button" value="演奏" onclick="audio_play()" />
<input type="button" value="停止" onclick="audio_pause()" /></font>
<script type="text/javascript">
function audio_play() {audio.play();}
function audio_pause() {audio.pause();}
</script>

</label1>
 label1の内容表示
 戻るボタンを表示。戻り先にリンクを貼る。
 

 BGM表示と「演奏」「停止」ボタンの表示
 演奏曲は「埴生の宿」
 

(BGMの設定は、今勉強会でのケース4です)





label1を閉じる


4:ボタン風白抜き文字

 上記の「♪+曲名表示」は背景写真によっては鮮明に表示されない場合があります。「jpg」や「gif」で画像を作らなくても、ボタンの様な表示をさせる方法を調べてみました。

 「css」は「cascading style sheets」の略で、文字の見た目の設定に使用しますから、「css」を使った表示設定例は随分ありましたが、最終的にはできるだけ単純で表現できる方法を2つにたどり着きました。

 下記2列が代表的な設定例です。
①<span style="padding:0px 7px; background:#00aa00; color:#ffffff;"><b>タイトル</b></span>
②<div style="display: inline-block; padding: 0px 7px; background: #00aa00 ; color: #ffffff;"><strong>タイトル</strong></div>


*両設定の個別の意味
 記 載 文  意  味
 padding:0px 7px;  文字列からのの上下と左右の枠幅
 background: #00aa00;  文字列を囲んだ四角い枠内の塗りつぶし色
 color: #ffffff;"  文字の色
尚、<b>と<strong>は見た目は太文字にしますが、<strong>は検索時にここが重要と指定するタグです

表示結果は
で同じです。

画像上に重ねて表示したリンクボタンやBGM操作ボタン等は<label1></label1>に配置しますが、BGMのタイプ4でボタン風の白抜き文字は下記の青文字で表示した部分を、前記①か②に置き換えます

<audio id="audio" loop><source src="hanyu.mp3"></audio><font face="$JS明朝" size="+2" color="#0000ff">♪</font><font face="$JS明朝" color="#0000ff">埴生の宿 <input type="button" value="演奏" onclick="audio_play()" />
<input type="button" value="停止" onclick="audio_pause()" /></font>
<script type="text/javascript">
function audio_play() {audio.play();}
function audio_pause() {audio.pause();}
</script>

 ①、②共に同じ様に動作しますが、今回の例題では①を採用します。

 <span style="padding:0px 7px; background:#00aa00; color:#ffffff;"><b>♪埴生の宿</b></span>


    
     ┗━━━数文字分空ける

 </audio><input type・・・>の間に①の<span type・・・>~ </span>を入れますが、<audio id・・・>の前に全角スペースを好みにより数文字入れます。


 以上の記載内容の追加で、全画面表示スライドショーの画像上へのリンクアイコンやBGMボタンを下図のように配置ができます。



BGM挿入のタイプ4でボタン風白抜き文字の採用例 (最初に全角スペースを入れています)
  <audio id="audio" loop><source src="hanyu.mp3"></audio>
<span style="padding:0px 7px; background:#00aa00; color:#ffffff;"><b>♪埴生の宿</b></span>
<input type="button" value="演奏" onclick="audio_play()">
<input type="button" value="停止" onclick="audio_pause()">
<script type="text/javascript">
function audio_play() {audio.play();}
function audio_pause() {audio.pause();}
</script>

全画面スライドショー2に、BGM挿入のタイプ4でボタン風白抜き文字の採用例

 
2023-07-27 資料再々改訂:三宅 節雄