第11回ホームページ勉強会
 第94日目 開催:2024年 7月11日


『回転フォトキューブ』『文字を回転』をWebページに埋め込む

 Windows の基本ですが、前回作った『回転フォトキューブ(回転する写真の6面体』)をWebページに適用したい、という要望に応えてみたいと思います。

 特にページの幅を定義しなかった場合には、Webページを見る方が広げたブラウザーの今見ている幅で全体が折り返しします。行幅がどんどん広がると、折り返しした際に次の行の頭を間違える可能性や、見た目が悪いので、全体を枠の中へ入れましょう。
1.Webページ内に回転フォトキューブを作成
  A.具体的には、2行2列の表を作って、その中へデータを入れます。
  ここをクリックすると、埋め込み例が表示されますが、このサンプルでは、右上に回転する文字列を配置する
  ために、実際には表示されませんが下図の赤線で示した様に、2行2列の表を作り、2行目はセルを結合します。
 
B.左上のセルには、「タイトル」と「作成年月日」と「本文が3行だけ」入力します
  セル内は左寄せとします
  2行目の作成年月日は次行の様に<div></div>で挟み、この範囲内だけ右揃えであることを宣言します
  <div align="right">作成:2024年7月1日</div>
C.右上のセルには回転フォトキューブの変形で、「第11回ホームページ勉強会」の文字を回転させています。
  文字回転の方法は『2.回転文字を作成』で説明します。
D.下の結合させたセルには、残りの説明文と「回転フォトキューブ」を表示させています。
  「回転フォトキューブ」は、「HTMLソース」に切り替えて表示させたい場所に前回勉強したmain.htmlの  
 
  <div align="center">
    <div class="polyhedron-wrap">
      <ul class="polyhedron">
        <li class="face1"><img src="photo/1.jpg"></li>
        <li class="face2"><img src="photo/2.jpg"></li>
        <li class="face3"><img src="photo/3.jpg"></li>
        <li class="face4"><img src="photo/4.jpg"></li>
        <li class="face5"><img src="photo/5.jpg"></li>
        <li class="face6"><img src="photo/6.jpg"></li>
      </ul>
    </div>
  </div>
  を入れるだけです。
  ブラウザで確認して、必要であれば前後で何回か改行します。
  CSSについてはhtmlに組み込むか独立させてlinkで呼び出します。
2.回転文字を作成
 2-1.PowerPointによる作成
  A.PowerPointを起動します
  新しいプレゼンテーションをクリックし、サブタイトル枠を消します。
  「フォントの種類」、「フォントサイズ」、「文字色」を選択し、「回転させたい文字」を入力し、最後に
  半角スペースを追加入力しておきます。(最後の文字と最初の文字が連続しないため)
  
B.円形表示する
  「図形の書式」→「文字の効果」→「変形」→「円」をクリック
  
  下図の表示になりますが、サイズ表示がない場合は表示領域(横幅)を拡げます。
  「高さ」と「幅」を同じ値にして、文字列が円形で閉じるまで数値を下げます。
  
  「高さ:4.5cm」と「幅:4.5cm」で文字の円並びが閉じました。
  
C.円形文字の切り出し
  そのままでは領域が表示されているので、枠外でクリックしPrtScで円形並び文字を絵として切り出す。
  切り出し後に「高さ」と「幅」が同一で上下左右の余白が小さい真四角で切り出します。
      
D.リサイズと背景の透明化
  実施例の様に120px×120pxにしたい場合は、切り出した文字をPho Filtre 7 で開き
  「イメージ」→「指定サイズ」で「幅」、「高さ」を120に設定して「OK」をクリック
  
  「イメージ」→「透明色」をクリック
  
  切り取った絵の透明化したい色の場所をクリックして「OK」をクリック
  
  文字の背後が透明化されました。
  
  RotCha.pngなどの名前を付けて、今回のWebページのフォルダーに保存します。
  
 2-2.Wordによる作成 
  A.Wordを起動します
  新規に作成したファイルを「97-2003年形式」で一旦保存して、挿入タブのでワードアートを起動し、
  
  一番左上のスタイルをクリックするか、
  
  「97-2003年形式」で一存しなくても、「Word 2003」 までの、「ワードアート」の起動手順 (Altipw) を
  順番に押せばワードアートが起動し、
  下記画面になりますので 、表示したい文字を入力し、最後に半角の「スペース」も入力後「OK」を
  クリックします。
  
  下記表示になります。
  
B.文字列が選択された状態のままで、「形状の変更」→「円」をクリックします。
  
C.下記の表示になりますが、円形表示したいので、高さ、幅を同じ数値に例えば両方とも70mmに設定します。
  
D.この場合69.99mmなどの端数がでますが無視します。フォントサイズは自動で調節されるみたいです。
  下図の左側の表示になりますので、「塗り潰し」と「輪郭」を表示したい色にします。
  
E.文字のフォントや、形状の変更で幾つか実施しました。円(太)は私の好みではない様でした。
  
F.前記2-1.のC.以降を実施し、背景透明化を実施した後に名前を付けて保存します。

3.画像を回転
  HTMLは下記の1行を右上のセル<td></td>間に記載します
<span id="box1"><img src="RotCha.png" width="120" height="120"></span>
CSSは下記の10行です。「回転フォトキューブ」のCSSの最後に追加で記載します。
5行目の『animation:10s』は1回転の時間で、
逆回転にしたい場合は9行目の『100%{ transform:rotate(-360deg); }』の角度の-」を取ります
span{
display:inline-block;
}
#box1{
animation:10s linear infinite rotation1;
}
@keyframes rotation1{
0%{ transform:rotate(0);}
100%{ transform:rotate(-360deg); }
}

回転フォトキューブを2つ設けた埋め込み例はここからご覧下さい。

 
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